大乗院薬王寺

住職のごあいさつ

住職

大乗院薬王寺 住職 田中清元

恭賀新春

 新年明けましておめでとうございます。 皆様におかれましては、穏やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。 年末には自身を振り返り、年明けには心新たに前を向く。節目を重んじる十二月でしたが青森県東方沖地震、インフルエンザに新型コロナウイルス、そして緊迫する世界情勢。なかなか落ち着ける日は少なかったように思います。

 TVや新聞といったオールドメディアとインターネットやSNSによるニューメディアでの国内外における情報論戦によって、真実の見極めが困難な時代となっております。昨年十月に発足した高市政権の強固な姿勢が世界に賛否をつくり、現在では地球上を大きく二分する様相を呈しています。特に中国への関心が日に日に強くなり、中国による日本への渡航禁止や輸入制限、レーダー照射問題など影響が刻々と増してきております。

 まさにその真っ最中ではありましたが、中国天童寺・浄慈寺・西竇寺において天童如浄大和尚より教えを相承した永平道元大和尚の記念慰霊法要に随喜させて頂きました。永平寺より総勢百名ほどの旅団となりましたが、永平寺八十世南澤道人禅師、服部秀世曹洞宗宗務総長に続いて特別顧問としてお迎え頂いたことは、生涯忘れられない感動となりました。禅の教えを我が指針とし、布教活動を支えて下さった檀家様、弟子や寺族に心より感謝申し上げます。

 道元禅師様は当時二隻に一隻が航海中に遭難すると云われる時代、仏教伝来のためにまさに命がけで伝道者となられ、京都興聖寺に続いて福井県に大佛寺を建立されました。その後仏教伝来の元号を取り永平(永久の和平)寺となったのです。そして身心脱落(しんじんげだつ)という修行と悟りが一体となる境地を導き、本来の自分(仏性)を明らかにし、自己へのとらわれを手放し、身心一如・修証一等を体感することを明らかにされました。
 八百年も前の出来事が今なお受け継がれている、その軌跡には現代を生きる私たちには想像もつかない過酷なときもあったでしょう。その長い歴史の中に私も皆様も歴史のひとりとして今を生きていることに、手を合わせる心を持たなければなりません。


把手共行(はしゅきょうこう)


 ほとけと人と人が手を取り合い同じ目標、同じ方向、同じ速度で歩み、相手の心と一体となれる世界。私たちはそれを平和というのでしょう。 こんな時代だからこそ見えてくる真実もあります。

 こんな時代じゃなければ気づけない事もあるでしょう。今こそ、こころとこころを繋ぎ、平和を愛する「和」を育まなければなりません。年末年始、ご家族が集まることも多いかと思います。どうぞ、こころとこころを繋ぐ、尊いお時間をお過ごしいただけたらと御祈念申し上げます。

 令和八年。丙午となる新たな年を力強く前進する一年に成る事を心よりお祈りします。

令和八年元旦 清元合掌

住職

大乗院薬王寺

住職

田中清元

恭賀新春

 新年明けましておめでとうございます。 皆様におかれましては、穏やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。 年末には自身を振り返り、年明けには心新たに前を向く。節目を重んじる十二月でしたが青森県東方沖地震、インフルエンザに新型コロナウイルス、そして緊迫する世界情勢。なかなか落ち着ける日は少なかったように思います。

 TVや新聞といったオールドメディアとインターネットやSNSによるニューメディアでの国内外における情報論戦によって、真実の見極めが困難な時代となっております。昨年十月に発足した高市政権の強固な姿勢が世界に賛否をつくり、現在では地球上を大きく二分する様相を呈しています。特に中国への関心が日に日に強くなり、中国による日本への渡航禁止や輸入制限、レーダー照射問題など影響が刻々と増してきております。

 まさにその真っ最中ではありましたが、中国天童寺・浄慈寺・西竇寺において天童如浄大和尚より教えを相承した永平道元大和尚の記念慰霊法要に随喜させて頂きました。永平寺より総勢百名ほどの旅団となりましたが、永平寺八十世南澤道人禅師、服部秀世曹洞宗宗務総長に続いて特別顧問としてお迎え頂いたことは、生涯忘れられない感動となりました。禅の教えを我が指針とし、布教活動を支えて下さった檀家様、弟子や寺族に心より感謝申し上げます。

 道元禅師様は当時二隻に一隻が航海中に遭難すると云われる時代、仏教伝来のためにまさに命がけで伝道者となられ、京都興聖寺に続いて福井県に大佛寺を建立されました。その後仏教伝来の元号を取り永平(永久の和平)寺となったのです。そして身心脱落(しんじんげだつ)という修行と悟りが一体となる境地を導き、本来の自分(仏性)を明らかにし、自己へのとらわれを手放し、身心一如・修証一等を体感することを明らかにされました。

 八百年も前の出来事が今なお受け継がれている、その軌跡には現代を生きる私たちには想像もつかない過酷なときもあったでしょう。その長い歴史の中に私も皆様も歴史のひとりとして今を生きていることに、手を合わせる心を持たなければなりません。


把手共行(はしゅきょうこう)


 ほとけと人と人が手を取り合い同じ目標、同じ方向、同じ速度で歩み、相手の心と一体となれる世界。私たちはそれを平和というのでしょう。
 こんな時代だからこそ見えてくる真実もあります。こんな時代じゃなければ気づけない事もあるでしょう。今こそ、こころとこころを繋ぎ、平和を愛する「和」を育まなければなりません。年末年始、ご家族が集まることも多いかと思います。どうぞ、こころとこころを繋ぐ、尊いお時間をお過ごしいただけたらと御祈念申し上げます。

 令和八年。丙午となる新たな年を力強く前進する一年に成る事を心よりお祈りします。

令和八年元旦 清元合掌

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