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住職のごあいさつ
大乗院薬王寺
住職
田中清元
感謝と伝承
札幌の山々も彩りを見せはじめ、朝夕の風が夏の終わりを報せているのでしょう。 今年は高気圧や黒潮の蛇行など様々な要因が重なり、史上最も暑い年となりました。北海道も早い時期から三十度を超える真夏日を経験し、熱中症での緊急搬送は全国最多の2倍近くに増えたそうです。 そんな猛暑のお盆法要やお彼岸でしたが、多くのお参りを頂き無事勤修することが出来ました。 改めて総代会、役員様やお手伝い、檀信徒の皆様に感謝申し上げます。 私たちは御先祖様への感謝、身近な方への感謝。現在まで繋いでくださったかけがえのない命と、尊いご縁があって、今、これからを過ごせるのであります。人生を生きるこの世だから、私たちは四苦八苦の現実に向き合わなければならないのです。中でも愛するものと別離する悲しみ(愛別離苦)はすべての人に訪れる苦悩のひとつです。わたしたちは各々悲しみや苦しみを経験して年を重ねていきます。別れの苦しみは誰にとっても特別に辛いものですが、そこに向き合うことで他の人の苦しみにも思いを寄せることが出来るようになります。これは人へのやさしさを教えてくれているのです。全てに手を合わせ感謝する。供養という言葉を紐解けば、人と共に心を美しく良くすると解釈できます。亡き人の尊いこころを我が宝として、希望を持って未来へ伝え生きたいと願っています。 大本山永平寺 九月に入り、建立からおよそ八百年を迎える禅のふる里大本山永平寺に二度続けて拝登しました。私が永平寺で安居して五十年以上の歳月が流れました。時代の変化にともない考え方や社会や環境がガラリと変わっていますがそれにも関わらず、百五十人ほどの僧侶が黙々と修行に励む姿や法堂でのお勤めの風景はむかしとなんら変わらない荘厳さがそこには溢れております。私はいまだに永平寺に上山するたび胸が熱くなります。 道元禅師の教えが直接こころに語りかけてくる。そんな有難い時間を過ごし、ふと人生を振り返ると副住職と孫たちが宗門の道を着々と歩んでくれています。先代の跡を継承し、弟子たちも各々活躍している事に、大変有難いと改めて感謝してます。 「先代」からの尊いご縁にお付き合いくださっているお檀家さんや新たなご縁をいただいたお檀家さんへ、現代に生きる仏教者としてあるべき姿を宮の森大乗院は表現したいと心から祈っております。お釈迦様から現代まで時空を超えて正しいみ教えを伝承する。今、一度立ち止まり過去を振り返ることも感謝とご供養に繋がると思います。
合掌
いたずらに 過ごす月日は多けれど 道をもとむる 時ぞすくなき
道元禅師
大乗院薬王寺
住職
田中清元
感謝と伝承
札幌の山々も彩りを見せはじめ、朝夕の風が夏の終わりを報せているのでしょう。 今年は高気圧や黒潮の蛇行など様々な要因が重なり、史上最も暑い年となりました。北海道も早い時期から三十度を超える真夏日を経験し、熱中症での緊急搬送は全国最多の2倍近くに増えたそうです。 そんな猛暑のお盆法要やお彼岸でしたが、多くのお参りを頂き無事勤修することが出来ました。 改めて総代会、役員様やお手伝い、檀信徒の皆様に感謝申し上げます。 私たちは御先祖様への感謝、身近な方への感謝。現在まで繋いでくださったかけがえのない命と、尊いご縁があって、今、これからを過ごせるのであります。人生を生きるこの世だから、私たちは四苦八苦の現実に向き合わなければならないのです。中でも愛するものと別離する悲しみ(愛別離苦)はすべての人に訪れる苦悩のひとつです。わたしたちは各々悲しみや苦しみを経験して年を重ねていきます。別れの苦しみは誰にとっても特別に辛いものですが、そこに向き合うことで他の人の苦しみにも思いを寄せることが出来るようになります。これは人へのやさしさを教えてくれているのです。全てに手を合わせ感謝する。供養という言葉を紐解けば、人と共に心を美しく良くすると解釈できます。亡き人の尊いこころを我が宝として、希望を持って未来へ伝え生きたいと願っています。 大本山永平寺 九月に入り、建立からおよそ八百年を迎える禅のふる里大本山永平寺に二度続けて拝登しました。私が永平寺で安居して五十年以上の歳月が流れました。時代の変化にともない考え方や社会や環境がガラリと変わっていますがそれにも関わらず、百五十人ほどの僧侶が黙々と修行に励む姿や法堂でのお勤めの風景はむかしとなんら変わらない荘厳さがそこには溢れております。私はいまだに永平寺に上山するたび胸が熱くなります。 道元禅師の教えが直接こころに語りかけてくる。そんな有難い時間を過ごし、ふと人生を振り返ると副住職と孫たちが宗門の道を着々と歩んでくれています。先代の跡を継承し、弟子たちも各々活躍している事に、大変有難いと改めて感謝してます。 「先代」からの尊いご縁にお付き合いくださっているお檀家さんや新たなご縁をいただいたお檀家さんへ、現代に生きる仏教者としてあるべき姿を宮の森大乗院は表現したいと心から祈っております。お釈迦様から現代まで時空を超えて正しいみ教えを伝承する。今、一度立ち止まり過去を振り返ることも感謝とご供養に繋がると思います。
合掌
いたずらに 過ごす月日は多けれど 道をもとむる 時ぞすくなき
道元禅師
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